太陽光発電を使った自家消費システムに蓄電池盤を開発、固定費削減と災害対策を実現
業種:製造業 業務:開発・設計・生産 製品:エネルギーシステム ソリューション:モノづくり
事例の概要
課題
・太陽光発電の余剰電力を吸収し、蓄電システムによる自家消費システムを構築したい
・災害や大規模停電時も電気を使いたい
成果
事例の詳細
導入前の背景や課題
電源システムメーカーのお客様においては、鉄道、公共施設、オフィス、学校、避難所、工場、研究所、物流拠点に向けて、電源システムを提供しております。それらの施設に一部太陽光発電を導入しており、卒FIT(固定価格買取制度)からエネルギーの自家消費へシステムの構築や、災害・停電時の電源確保などは課題です。
導入の経緯
太陽光発電等の自然エネルギーは気象条件によって不安定になる場合があります。蓄電池を導入することによって、再生可能エネルギーの出力を安定化させるとともに、昼間に発電した余剰電力を蓄電池に貯めて夜間に使用して、固定費削減につながり、環境重視する事業経営にもなります。また、災害や突然の停電による被害を防ぐことで事業継続(BCP)ができます。
お客様の電源システムに最適な蓄電池の選定にあたり、競合他社の製品も検討を行われましたが、蓄電池はシステム全体(電源システムと蓄電池盤)コストの大半を占めて、高価なシステムは導入の障害となります。そこで当社の蓄電池モジュールを活用しつつ、製品仕様からお客様と協創を行いました。
導入後の成果
モジュールとシステム全体視点から製品仕様を最適化し、低コストを実現
全体システムを最適化することで、大幅にコストが低減でき、エンドユーザー様は導入しやすいことは好評を受けております。コストダウンが実現することにより、エンドユーザー様は投資に対する償却期間も短くなるので、電源システムの販売面も大きなプラスになります。
コストダウンしながらも、IEC62619国際安全規格に認証されたセルを採用することで、安全性や品質を維持できます。お客様と共にエンドユーザー様の導入しやすいシステムを協創し、今後はお客様のご要望に応じて、蓄電システムのラインナップを増やしていき、安心・安全な電力供給に貢献していきます。