太陽光発電を使った自家消費システムに蓄電池盤を開発、固定費削減と災害対策を実現

業種:製造業 業務:開発・設計・生産  製品:エネルギーシステム ソリューション:モノづくり

事例の概要

課題

・太陽光発電の余剰電力を吸収し、蓄電システムによる自家消費システムを構築したい
・災害や大規模停電時も電気を使いたい

成果

当社の増設可能な蓄電池モジュールを活用して、高電圧バッテリーマネジメントシステム(BMS)を搭載した15kWh蓄電池盤を開発して、お客様の電源システムと組み合わせてオフグリッドシステムの構築が可能にしました
平常時は蓄電池を使って再生エネルギーの出力安定化を行い、自家消費に使うことで電気代の固定費を削減して、災害や突然の停電による被害(安全上の危険や仕掛け品、設備、データ消失等)の防止に実現しました

事例の詳細

導入前の背景や課題

電源システムメーカーのお客様においては、鉄道、公共施設、オフィス、学校、避難所、工場、研究所、物流拠点に向けて、電源システムを提供しております。それらの施設に一部太陽光発電を導入しており、卒FIT(固定価格買取制度)からエネルギーの自家消費へシステムの構築や、災害・停電時の電源確保などは課題です。

導入の経緯

太陽光発電等の自然エネルギーは気象条件によって不安定になる場合があります。蓄電池を導入することによって、再生可能エネルギーの出力を安定化させるとともに、昼間に発電した余剰電力を蓄電池に貯めて夜間に使用して、固定費削減につながり、環境重視する事業経営にもなります。また、災害や突然の停電による被害を防ぐことで事業継続(BCP)ができます。
 
お客様の電源システムに最適な蓄電池の選定にあたり、競合他社の製品も検討を行われましたが、蓄電池はシステム全体(電源システムと蓄電池盤)コストの大半を占めて、高価なシステムは導入の障害となります。そこで当社の蓄電池モジュールを活用しつつ、製品仕様からお客様と協創を行いました。

導入後の成果

モジュールとシステム全体視点から製品仕様を最適化し、低コストを実現

全体システムを最適化することで、大幅にコストが低減でき、エンドユーザー様は導入しやすいことは好評を受けております。コストダウンが実現することにより、エンドユーザー様は投資に対する償却期間も短くなるので、電源システムの販売面も大きなプラスになります。
 
コストダウンしながらも、IEC62619国際安全規格に認証されたセルを採用することで、安全性や品質を維持できます。お客様と共にエンドユーザー様の導入しやすいシステムを協創し、今後はお客様のご要望に応じて、蓄電システムのラインナップを増やしていき、安心・安全な電力供給に貢献していきます。

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